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齢26歳を迎えたときに人生はもうほとんど折り返していることを感じた。
ロックスターであればあと1年でこの世を経つ年齢だ。自分がロックスターであれば残りの人生をどう過ごしていただろう。
やりたい事はたくさんあるがその殆どが手付かずである。
恐らく殆どの人間がそうだろう。漠然とした願望は胸に抱いているがきっと叶えられるモノなんて数が知れている。
自分にも野望はあるが(全国水族館制覇など)きっと叶うことはないと心のどこかで感じている。きっと人生ってそういんもんなんだとなんとなく思っていたし、多くの人間がそれに疑問を持たずに生きているだろう。
人生は何かを成すには短すぎて何も成さないには長すぎるなんて言葉があったなぁと思う。
そもそも成すってなんなんでしょうか。
夏になるとナスの入ったカレーが食べたくなる。食べたいものを食べれたら人は幸せだ。
それは何かを成したのだろうか。幸福や到達点は相対的に定められるものだろうか。
相対的に見ると自分は幸せだろう。
友人や家族もいるし、職もあって休日は自分の趣味に勤しみ、将来なんとなくこのまま生きていればこんな感じだろうなってイメージも湧く。それを是とするかはまた別の話だが…。
そんなことを考えていると違和感を覚える。今の自分に。やりたいことをやって生きている人間はきっと一握りだろう。上述したように多くの人はきっとそれわ受け入れているだろう、または受け入れようとしている。やりたいことをやっていくにはそれなりのリスクも伴う。失う事も多いだろう。何より時間は全ての人間に平等である。そんなことを考えている間に月日はあっという間に流れてしまう。それを踏まえても自分の今置かれている人間社会の位置に違和感を覚えていた。
まあ何が言いたいかと言うとニートになりたい。
おわり